【中小企業必見】資金調達方法8選|最適な選び方を徹底解説

 

借入以外の資金調達方法はないの?
どの方法が自社に合っているかわからない…

 

資金調達は企業の成長戦略において非常に重要な要素です。
適切な方法を選ぶことで、事業の拡大や安定運営につなげることができます。

そこで本記事では、中小企業が利用できる代表的な資金調達方法8選を徹底解説。
それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントなどをわかりやすく解説します。

本記事の内容

・資金調達を考えている中小企業の経営者の方
・資金調達の基本知識を深めたい方

結論:自社の状況と目的に合わせた選択が重要!
資金調達には様々な方法があり、一概に「これが最適」と言えるものはありません。
大切なのは、自社の状況(業種、規模、財務状況など)と、資金調達の目的(設備投資、運転資金、新規事業など)に合わせて最適な方法を選ぶことです。

中小企業が利用できる代表的な資金調達方法8選

資金調達方法は大きく分けて、以下の種類に分類できます。

借入(デット・ファイナンス): 金融機関などから資金を借り入れる方法
・ 銀行融資
・ 政府系融資(日本政策金融公庫など)
・ ビジネスローン(ノンバンク系)
出資(エクイティ・ファイナンス): 投資家などから出資を受ける方法
・ クラウドファンディング
・ ベンチャーキャピタル(VC)
資産の活用(アセット・ファイナンス): 資産を売却・活用して資金を調達する方法
・ ファクタリング
・ リースバック
その他: 補助金・助成金
・ 補助金

以下、それぞれの方法を詳しく解説していきます。

1. 銀行融資

銀行からの借入は、最も一般的な資金調達方法の一つです。
特徴: 信用力がある企業にとって最も安定した選択肢。
利点: 金利が低く、長期で安定した資金が確保可能。
注意点: 財務諸表や信用情報が重視され、審査に時間がかかる場合がある。担保や保証人が必要な場合が多い。

2. 政府系融資(日本政策金融公庫など)

日本政策金融公庫などの政府系金融機関からの融資は、中小企業や創業間もない企業にとって利用しやすい制度が整っています。
特徴: 中小企業支援を目的とした低金利融資。
利点: 創業間もない企業や業績が安定しない企業にも対応可能。
注意点: 詳細な事業計画書や財務資料の提出が必要。銀行融資に比べると審査は比較的通りやすいが、審査自体は存在する。

3. ビジネスローン(ノンバンク系)

ノンバンク(銀行以外)の金融機関が提供するローンです。
特徴: 審査が銀行より柔軟で、スピーディに資金調達が可能。
利点: 担保不要で即日融資が可能な場合も多い。
注意点: 金利がやや高め。短期的な資金調達に向いている。

4. ファクタリング

売掛金を売却して早期に資金化する方法です。
特徴: 売掛金を売却して現金化する方法。
利点: 審査が比較的簡単で迅速な資金調達が可能。
注意点: 売掛金の金額に応じた手数料が発生する。

5. リースバック

所有する資産(不動産など)を売却し、同時にリース契約を結ぶことで、資金調達と資産の利用を継続する方法です。
特徴: 自社の資産を売却してリース契約を結ぶ方法。
利点: 資産を手放さずに現金化可能。事業継続に必要な資産を維持しながら資金調達が可能。
注意点: 資産の価値や契約条件に応じて金額が変動する。リース料の支払いが発生する。

6. クラウドファンディング

インターネットを通じて不特定多数から資金を集める方法です。
特徴: 商品やサービスに共感した個人から資金を集める方法。
利点: 資金調達と同時にマーケティング効果も期待できる。テストマーケティングとしても活用可能。
注意点: プロジェクトの魅力を伝える工夫が必要。目標金額に達しない場合は資金調達ができない。

 

7. ベンチャーキャピタル(VC)

ベンチャーキャピタルは、将来性の高いベンチャー企業に投資を行う投資会社です。
特徴: 出資を受けて資本を増強する方法。
利点: 大きな資金調達が可能で、経営支援も受けられる場合がある。
注意点: 経営権が希薄化する可能性がある。審査は非常に厳しい。

 

8. 補助金・助成金

国や地方自治体から支給される給付金です。
特徴: 地方自治体や国が提供する資金サポート。
利点: 返済不要で資金を得られる。
注意点: 申請手続きが複雑で、結果が出るまでに時間がかかる。用途が限定されている。

中小企業におすすめの資金調達方法

中小企業におすすめなのは、銀行融資、政府系融資、補助金・助成金です。
これらは比較的低金利で資金調達が可能であり、返済の負担も抑えられます。

特に、創業間もない企業や実績が少ない企業は、政府系融資を積極的に検討しましょう。
日本政策金融公庫などは、中小企業向けの様々な融資制度を用意しています。
早急な資金調達が必要な場合は、ファクタリングやビジネスローンも選択肢に入りますが、金利が高いため、利用は慎重に検討しましょう。

資金調達方法の選び方

どの資金調達方法を選ぶかは、以下の点を考慮して判断しましょう。
これらの要素を総合的に判断し、最適な資金調達方法を選択しましょう。

・ 資金の用途: 何に資金を使うのか(設備投資、運転資金、新規事業など)
・ 必要な金額: いくら資金が必要なのか
・ 返済能力: どの程度の返済が可能か
・ 事業の状況: 創業期、成長期、安定期など、事業のステージ
・ 財務状況: 自己資本比率、売上高、利益など

現在よく利用される資金調達

株式会社デキタが、中小企業の資金調達方法について、アンケート調査した結果です。

・ 資金調達方法は銀行融資(64.1%)
・ 補助金・助成金(35.9%)
・ 日本政策金融公庫などの政府系融資(19.8%)

まとめ

資金調達は、企業の成長を支える重要な要素です。
それぞれの方法のメリット・デメリットを理解し、自社の状況に合わせて最適な方法を選択することで、事業の発展につなげましょう。

成長資金あんしんコンサルタント 小林 和之

成長資金あんしんコンサルタント 小林 和之

80社以上の中小企業の資金調達を支援し、新工場建設・設備投資・生産性向上を通じて、企業の成長を支援。

「社長が安心して事業成長に集中できる環境を作る」ことを使命として、補助金や融資をフル活用した資金調達で、企業の成長を後押しする。

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