銀行に融資を断られたあと、銀行の担当者から「事業計画を見直してください」と言われたものの、何をどう直せばいいのか分からない。このような状態になっていませんか?
実は多くの中小企業が“事業計画の作り方”を間違えています。そしてその結果、融資が通らない状態が続いてしまいます。
しかし結論から言うと、事業計画はポイントを押さえれば大きく改善できます。
この記事では、銀行に通る事業計画の作り方を実務ベースで分かりやすく解説します。
目次
結論:通る事業計画はこの3つで決まる

銀行に評価される事業計画は、次の3つで決まります。
- 売上の根拠
- 利益の構造
- 返済のストーリー
この3つがつながっているかがすべてです。
なぜ事業計画で差がつくのか
現在の融資審査では「決算の良し悪し」よりも「説明できるかどうか」が重視されています。
つまり、数字そのものより「理由」が見られているということです。
ここが弱いと、ほぼ確実に通りません。
① 売上の根拠を分解する
最も多いNGがこれです。
- なんとなく売上が増える
- 前年比ベースで適当に設定
- 希望的観測
これでは通りません。
正しい考え方
売上は必ず分解します。
- 既存顧客
- 新規顧客
- 単価
- 数量
「どうやって売上が作られるか」を説明することが重要です。
例
NG:売上1,000万円 → 来年1,200万円
OK:
既存売上900万円(維持)
+新規顧客300万円(○件獲得)
こうすると一気に説得力が上がります。
売上の根拠が弱いと、すべてが崩れます。
② 利益の構造を明確にする
売上だけでは意味がありません。銀行が見ているのは「利益が出るかどうか」です。
よくあるNG
- 売上だけ作って満足
- コストが曖昧
- 利益計算が適当
これでは返済できるか判断できません。
正しい考え方
利益はこう分解します。
- 売上
- 原価
- 固定費
- 営業利益
「なぜ利益が出るのか」を説明することが重要です。
ポイント
- 利益が出る構造になっているか
- 無理な前提になっていないか
ここが重要です。
利益が説明できない=返済も説明できない
③ 返済のストーリーを作る(最重要)
ここが一番重要です。銀行は最終的に「返せるかどうか」しか見ていません。

必要な視点
- いつ
- どこから
- いくら返すのか
この3点を明確にすることが重要です。
例
NG:利益が出るので返せます
OK:
月○万円の利益
→ 年間○万円
→ 年間返済○万円は問題なし
ここが説明できれば、融資は前に進みます。
よくある失敗パターン

- 売上と利益がつながっていない
- 利益と返済がつながっていない
- 数字に根拠がない
つまり「ストーリーがない」状態です。
ここまで読んで重要なポイント
事業計画は「作るもの」ではありません。「説明するための資料」です。
自社の計画が通るレベルかどうか、判断できますか?
新潟で事業計画を作る際のポイント
新潟では以下の特徴があります。
- 地銀・信金中心
- 保証協会活用が多い
そのため「堅実性」と「実現性」が重視されます。
特に見られるポイント
- 無理のない売上計画
- 現実的な利益構造
- 継続可能なビジネスか
“攻めすぎない計画”が評価される傾向です。
まとめ
銀行に通る事業計画は特別なものではありません。
重要なのは以下の3つです。
- 売上の根拠
- 利益の構造
- 返済のストーリー
この3つをつなげることが重要です。
逆に言えば、ここができていないと通りません。
「事業計画を作ったが通らない」「何が問題なのか分からない」この状態で再度相談しても、同じ結果になる可能性が高いです。
重要なのは“どこが弱いか”を正確に把握することです。
自己判断では気づけないケースが多いのが実務です。
まずは現状を整理し、通る計画になっているか確認することをおすすめします。
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